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交通事故対策
子どもが遭遇する通学路の危険といえば、車やバイク、自転車などによる交通事故が挙げられます。車と歩行者の距離が近くなるほど、接触事故が発生する可能性は高まるため危険です。歩道が狭く、人が車道にはみ出しやすい通路は危険な通学路として認識し、気を付けなくてはなりません。また、登下校の時間帯に時間規制が行われていない通学路も、子どもの交通事故が増える原因の1つと言えるでしょう。さらに、ガードレールがない歩道も交通事故が発生するだけでなく、車に連れ込まれる可能性があるため注意が必要です。
上記のような危険な通学路の場合、子どもには「車道にはみ出さないこと」「車の動きに注意すること」を念入りに伝えることが大切です。また、PTAや地域住民などによる通学路の安全点検を行うことによって、危険な通学路の安全性を高めることができるでしょう。
不審者に対する安全対策
ニュースや新聞などで取り上げられることも多い不審者による犯罪は、子どもが通る通学路が狙われやすいと言われています。人通りの少ない道や死角となるポイントが多い道は、子どもの連れ去り事件が発生する恐れがあるため注意が必要です。不審者から子どもを守るためにも、安全対策をしっかりと行いましょう。
不審者に対する安全対策
- ① なるべく1人にはならず、友人と登下校を共にする
- ② 知らない人には絶対についていかない
- ③ 危険と感じたら大声を出し、すぐに走って逃げる
- ④ 防犯ブザーを身に付ける
登下校中に親がずっと付き添うわけにはいかないため、上記のことを必ず子どもに守らせましょう。不審者は犯罪を起こす前に現場を下見することが多いと言われています。人気が少ない駐車場や空き地、公園などは不審者が下見をしやすいため注意が必要です。
子どもの防犯意識を高めるためにも、一度子どもと通学路を歩いて危険な場所を一緒に確認しましょう。また、安全な場所を見付けることも大切です。緊急時や何かしらのトラブルが発生しても、子どもはどう対処すれば良いかなかなか判断することができません。そのため、「子ども110番」のシールが貼っている家や、交番の位置なども子どもと一緒に確認しておきましょう。
決められた通学路は守る
学校から指定されている通学路は、親の勝手な判断で変更してはいけません。学校が指定した通学路は防犯対策が立てやすく、何かしらのトラブルが発生した際にも学校や警察がすぐに行動に移すことができます。
勝手に指定されていない通路で登下校していると、トラブルが発生しても発見が遅れたり、取り返しのつかない事態に発展したりする恐れがあります。そのような事態を避けるためにも、通学路の大切さを子どもにしっかりと教えましょう。
おわりに
今回は、危険な通学路のポイントと安全対策をご紹介しました。通学路における危険は、実際に歩かないと分からないことも多いため、一度子どもと一緒に通学路を歩くことをおすすめします。また、子ども自身に安全対策をとらせることも大切ですが、通学路の安全性を確保するためには保護者や地域住民の協力も不可欠です。
安心して子どもを登下校させるためにも、しっかりと安全対策を講じましょう。
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