「坪庭」という言葉があるように、
限られたスペースでも工夫次第で
雰囲気やスタイルのある庭をつくることが可能です。
ここでは、イングリッシュガーデン、和モダン、リゾートと
スタイル別に取り入れたいアイテムやおすすめの植栽など、
素敵な庭づくりのヒントをご紹介します。
ありのままの自然を活かしたナチュラルな雰囲気が特徴で、植栽の背丈や色のバランスを考え
て配置し、バラなどのつる性の植物を絡めてアーチを作ったり、多年草を用いた細長い帯状の
花壇を設けたり、ヨーロッパ風のアイテムを取り入れて仕立てるのがポイントです。
ガーデンピックとは、動物を模したものや植栽の名前を記せるものなど素材やサイズも様々。
季節ごとに取り替えたりして気軽に楽しめます。お子さまと一緒に自作のガーデンピックをつくるのもおすすめです。
植栽の存在感を引き立ててくれるフラワーポットプランター。多彩な色やデザインがあるので、庭に合うヨーロッパ風のものを選びましょう。
イングリッシュガーデンにはデルフィニウムやバラがよく使われます。その他、青紫色の花を咲かせるセイヨウニンジンボク、好みの色を選べるセアノサスなどが育てやすくおすすめです。
ありのままの自然がテーマのイングリッシュガーデンは、一年を通して植栽を楽しみたい人に向いています。ただ、ありのままと言っても植物の特性や色味のバランスなどを考えて育てる必要があるので、手入れが苦ではない人におすすめです。
和モダンスタイルの庭とは、現代的でありながらも和風の粋な雰囲気を持つ庭のこと。和風と言っても、シンプルでスタイリッシュな仕立てにすることで洋風の住宅にもよく合います。全体的にすっきりと余白のある庭にするのがポイントです。
雰囲気の良い和モダンの庭は、和の照明でライトアップして夜も楽しみましょう。照明で陰影ができる夜の庭は日中とはまた違った趣があります。
風情のある観賞用のオブジェとして水鉢が似合うのも和モダンならでは。水草や睡蓮を取り入れたり、メダカや金魚を飼育するのもおすすめ。比較的簡単に設置でき、生態系を身近に感じられるため、お子さまが生き物を学ぶ場にもなります。
花が少なくなる秋にかけ黄色い花を咲かせるマホニアコンフューサは常緑樹として人気です。ソヨゴなど実のなる木、モミジやカエデなど色づく樹木も和モダンの庭におすすめです。
どこか懐かしいような風情や落ち着いた雰囲気がお好きな方に向いています。比較的手入れが少なくて済むため、庭いじりが苦手な方にも向いています。植木鉢などを選ぶ際は和のテイストながらもシンプルなデザインのものを選ぶとモダンな雰囲気が高まります。
まるでホテルのような、南国ムードを味わえるリゾートスタイルの庭は、身近に非日常感を感じさせてくれるのが魅力です。植える植栽、使う石、置くガーデンファニチャーなどで雰囲気がグッと増すので、トータルの雰囲気づくりがポイントです。
リゾートスタイルの庭にはガーデンファニチャーが似合います。ホテルライクなシックなものはもちろん、あえてビビッドなカラーを取り入れるのもおすすめ。屋外に出したままにできる耐水性に優れたものやお手入れが簡単なものを選びましょう。
島国で採れる石灰岩や溶岩石はリゾートスタイルの庭にぴったり。中でも雰囲気のあるサンゴ石を花壇などに使えば、よりリゾート感を演出できます。
ヤシ系の植物などはぴったり。ただ、冬がある日本では耐寒性がある種かどうかも調べておきましょう。また、色味が偏りやすいためニュアンスカラーを加えてくれるコルジリネレッドスターもおすすめです。
非日常感を味わいたい、リゾート感のある庭でリラックスしたいという方に向いています。また、植物の世話が好きな方にもおすすめです。冬越しのケアとして日照や温度の管理などが必要となる場合もあるため、植栽選びの際にはその植物についてよく調べるようにしましょう。
庭には好みに合わせていろいろなスタイルにアレンジできる楽しみがあります。部屋から庭を眺めたときにどんな景色を見たいか、天気の良い日に庭に出てどんな時間を過ごしたいか、まずはイメージを膨らませて、ぜひ理想の庭を見つけてみてください。
Garden Picnic
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