設計担当者の想い|まっすぐまじめな家づくり designer

設計担当者の想い|Vol.11 設計担当 杉山 健

お客様がお住いになることを常に考えたプランニングを

お客様がお住いになることを常に考えたプランニングを

トータルバランスの優れたプランを作成する

日ごろから、居室の日当たり、収納バランス、家事導線、使い勝手を意識してプランを作成しています。
家族の団らんの場となるLDKの日当たりについては特に意識して間取りの配置を行い、住みやすさに加え構造的な部分(柱、壁の直下率)や施工性、 コストバランスの良い間取りを日々検討していますね。

中でも近隣状況については、特に注意しています。
隣地に建物が建っている場合は、既存建物の窓、換気扇、給湯器、バルコニー位置などを配慮した企画を行い、 駅から少し離れた現場の場合は車での移動が多くなると思いますので、少し駐車スペースにゆとりを持たせるなど、様々なことに配慮しながら、間取りを作成しています。

法規制や構造的な制限はあるものの、プランはこうでなくてはならないという、自分だけの常識、勝手な思い込みをしない。 "住まわれるのはお客様" という部分は非常に意識しています。自分の中では作成したプランが正解だと思っていても、 一呼吸おいて第三者的に客観視することでまた新しい発想が生まれてくる場合もあるので、自分の感性だけで決めつけないよう注意していますね。


  • 区画によって、間取りを大胆に企画することもあります。
    例えば右側の区画図と間取り図を見ていただくと、色付けされている現場は、路地状敷地の物件となります。
    日当たりのことを考え、LDKを2階に配置。LDKが2階ですので、水廻りも2階に集中させ、洗濯をした後に、直接バルコニーへ行ける動線にしました。
    また、駐車スペースから直線上で玄関に行けるように細部まで配慮した物件です。
    ”ずっと快適にお住いいただけるには”ということを、常に考えながら設計しています。

自分が企画した間取りに長い間住んで頂く為に

自分が企画した間取りに長い間住んで頂く為に

設計という業務はどのようなものですか?

住宅の購入は一生に一度の大きな買い物です。 周辺環境や法規制、構造、予算など様々な要素を検討しながら、 総合的に判断してその時の状況に応じて柔軟でより最善の企画をするのが設計だと思います。 自分が企画した間取りに長い間住んで頂く訳ですから、責任もとても感じますし妥協のない家づくりが出来るよう日々邁進していきます。

現在、設計課の業務は、企画部と設計部での分業体制となっています。
今までは、1つの現場を1人で担当していた為、課長との相談は良くありましたが、 周りの課員との交流はあまりなかったように思えます。新体制になったことにより、 企画部内でのプランに対しての意見交換、相談や設計部への現場引き継ぎ事項、内容説明などで、 以前よりもコミュニケーションをとる場面が増えたように思えます。ちょっとしたことでも周りに意見を聞くようにすることで、 今後のプランに活かせたり、より良い企画に繋がっているのではないかと思います。設計部に引き継ぐ際は、プラン確定後の変更は業務上手間がかかってしまう為、 確認事項などは以前より早めに確認するように心がけています。

東京都K様邸への想い

今回の現場について

下見で心掛けていることはありますか?

建蔽率40%、容積率80%と建築条件のやや厳しいエリアの為、建物ボリュームがある程度決まってしまいますが、その中でも各居室の収納量を重視したプラン、 居室の広さを重視したプランなどのちょっとした差別化を図った企画としました。

お客様が住宅の購入を検討する中で、第一印象はとても重要な要素の一つだと感じています。
その為、今回は多棟現場と言う事もあり 街並み、モダンな景観 を意識し、統一感があり、 その中でも各棟毎ちょっとした個性が出るように間取り作成、屋根形状、外構計画に少しずつ変化をつけて企画しました。
南道路の号棟については、南に道路が面している分、日当たりは問題ないですが、 どうしても通行人等の視線などプライバシーについては損なわれてしまいます。単純に庭先に芝を植えるだけでなく植栽を道路際に多めに配置したり、 化粧壁を設置したり日当たりを確保しつつ視線を遮るよう工夫をしました。

また、家族の団らんの場となり一日の大半を過ごす、LDKはコミュニケーションが取りやすいよう全棟対面キッチンとし、居室については、 帖数を確保するだけでなく使い勝手、家具レイアウトを考えた部屋作りを意識し、 家事導線の配慮として水廻りを一ヶ所にまとめるなど導線が短くなるよう計画しました。当社物件は4LDKが主流となっていますが3LDKの号棟については、 ただ単純に一部屋減らすというわけではなく、面積にゆとりが出来た分は土間収納やパントリー、リビング収納などの付加価値を付けるなど工夫し、差別化を図りました。 多棟現場だからこそ、各棟の間取りが同じようにならないようにとバリエーションを意識して企画した事を覚えています。

26通りの家庭像を想像しながらの間取り作成でしたので、苦労はしましたが、その分、完成したときの達成感は非常に大きく、 思い入れのある現場となりました。実際に完成した現場に行き、居室に座ってみたりしながら、『ここはこう設計してよかったな』など、 満足のいく企画ができたと実感したことを思い出します。

他部署との連携について

住宅は“住む人の為のもの”

自社一貫体制の良いところ

設計は、仕入企画課・営業課・施工課と全ての部署との連携なくしては仕事を進めることはできません。
間取りを作成する前には各支店、営業所(仕入企画課、営業課)に現場の特性や近隣状況などの確認を行います。お客様と直接接している部署の為、お客様の要望などを熟知していますので企画の方向性を決めるのにヒアリングはかかせません。部門を超えた企画会議で最良のプランを作り上げることが出来ています。
高低差のある現場等はプラン作成にも影響してきますので、間取り作成前に造成課に擁壁の検討など相談するケースもあります。
また、性能構造課・施工課とはプランを作成する中で特殊な納まりになる場合はプラン確定後に構造上成り立たなかったり、施工不可となり手戻り作業が発生しないようプラン確定前に相談しています。

東栄住宅の場合、仕入から販売までを全て自社で行う、自社一貫体制で業務を行っている為、何でも相談しやすい環境で業務を行うことができ、その道のプロが連携し合っているので、品質向上にもつながっていると感じます。