江戸時代に始まった俳句は、
現代まで続く日本の伝統的な詩のひとつ。
5・7・5の韻律と季語を含めるという簡単なルールで作れるため、
近年は若者の間でも愛好者が増えています。
短歌は俳句よりも歴史が古く、平安時代から作られてきました。
5・7・5・7・7の音律で詠むというルールはありますが、
それに捉われない自由律もあり、
俳句同様に愛好家が増えています。
眺めるタイミングによってさまざまな表情を見せてくれる庭。
花が咲いていたり、鳥が遊びにきたり。
まずは見えたものを題材に、
感じた気持ちをそのまま言葉にしてみましょう。
庭曜日のインスタグラムで公募したみなさんの俳句や短歌。
たくさんのご参加ありがとうございました。
ここではその中から、素敵で個性的な作品をご紹介させていただきます。
穴掘りを楽しむワンちゃんと奮闘するご主人様の様子が微笑ましく、庭のある楽しい日常がイメージできました。
どんどん大きくなるお子様と長く伸びた庭の草との背くらべが目に浮かび、ほっこりとした優しい気持ちになれました。
「嫁と姑」「勢力争い」の言葉とは裏腹に、庭を一緒に楽しんでいる仲睦まじい様子が伝わり、くすっと笑える素敵な短歌でした。
子どもの目には、水や虹が大人よりも輝いて見えていることが伝わリ、また庭という場所で新しい発見を日頃から楽しんでいるのだなと嬉しくなりました。
紙とペンさえあれば作ることができる俳句や短歌は、
誰でもすぐに始められる文化的な趣味のひとつです。
自然の機微を感じられる庭を眺めながら、
自分の気持ちと向き合う時間を過ごしてみませんか。
年を重ねるごとに違う楽しみ方をしていることがイメージでき、庭を満喫している素敵な短歌だと思いました。