温暖化による気候変動の影響で、これまでの常識を超えた想定外の災害が増えている昨今。豪⾬や台⾵、⽇照り、地震などさまざまな災害やそれに伴う⽣活への影響を考慮して、普段から“備えておくこと”が重要になっています。
⾬どいにつなげることで⾬⽔を貯められる「貯⽔タンク」は、普段の⽔まきや洗⾞に使えるだけでなく、災害で⽔道が使えなくなったときに、汚れた⾃宅を洗ったりトイレを流したりするのに活躍します。
容量や設置場所をよく考え、もしものときに頼りになるタンクを選びましょう。地域によって「雨水浸透施設助成等制度」を使っての導入も可能です。該当エリアかどうか、調べてみてください。
災害時は長期間ライフラインが復旧しないことも。そんなとき、防災グッズや食料を確保できるのが防災倉庫です。いざというときに一時的な避難場所としても役に立ちます。
危険の多い屋内ではなく、安全な庭に1箇所にまとめておくのがポイント。昨今の気候も考慮し、断熱性も考えて選びましょう。また、設置には土台や転倒防止工事が必要なため、専門の業者に依頼しましょう。
⽕災が起きたとき、⽕が周囲の建物に延焼し、被害が拡⼤する危険性があります。そんなとき、隣地との境界線に⽣垣があると、⽔分を含んだ葉や幹や根が⽕の広がりを抑えてくれます。
中でも⽔分を多く含む葉の厚い植物や常緑樹は防⽕⼒が⾼いと⾔われています。逆に、マツやスギは樹脂が多く燃えやすいので避けるようにしましょう。
同じような家でも空き巣のターゲットになりやすい家となりにくい家が存在します。その違いは、狙われないための防犯意識があるかどうかが影響しています。どうしたら狙われにくいかという視点で、普段から“備えておくこと”が⼤切です。
空き巣に⼊る際、不審者が気にするひとつが⾳です。踏むだけで⼤きな⾳が出る防犯砂利は、庭や家の周りに敷きつめることで不審者の侵⼊を防ぐのに⼤きく役⽴ちます。
家を取り囲むように敷くと効果的ですが、進⼊経路として最も多い窓の付近に敷くのがおすすめ。その他、雑草が⽣えにくくなる、⽔溜まりや泥はねの防⽌になるなどのメリットもあります。
夜間は視界が悪くなる分、犯罪が起きやすくなります。昼間は明るい庭も夜は真っ暗になるため、不審者が⾝を隠したり、家に近づく経路になることも。そこで取り⼊れたいのが夜間照明です。
明るく照らされた庭は防犯に効果的なだけでなく、⾒た⽬にも美しくなります。もちろん、煌々と照らす以外にも⼈が近づいたときに点灯するセンサーライト式の照明も効果的です。
近年SDGsやエコの視点からも注⽬されている緑のカーテンは、防犯においても効果的です。窓やカーテンを開けて過ごす季節や部屋の⽅が明るくなる夜間は、外から家の中が⾒えています。間取りや家族構成などの情報は、空き巣に⼊る不審者の情報となることも。
緑のカーテンは、そうした情報を遮断するのに効果的です。葉の密度や設置⾓度なども考え、うまく取り⼊れてみましょう。