







街中や公園でよく見かけるベンチ。もしもそれが自分の庭にあったなら、あなたはそこでどんな時間を過ごすでしょうか。今回は、家族みんなや夫婦ふたりでの過ごし方からひとり時間まで、ベンチがひとつあるだけで生まれるいろいろなひとときをご紹介します。












よく晴れた週末の朝は、少しだけ早めに目覚ましをセットして、家族みんなでサンドウィッチづくりを開始。
平日の朝は急いで済ませがちな朝食ですが、開放感のある庭で家族みんなで会話を楽しみながらするブランチは、ゆったりとした気持ちになれるだけでなく、不思議とおいしく感じるものです。













仕事の合間や家事がひと区切りついたとき、コーヒーを淹れて一息つくことはよくあります。そんな日常のなにげない時間を、庭で過ごしてみるのはいかがでしょう。
ベンチにゆったりと腰かけて、太陽や風を感じながら過ごすコーヒーブレイクは、心がほどけるようなリフレッシュタイムになるはず。











暖かくなってきた春先や、風が気持ちよく感じる秋には、庭で晩酌を楽しむのもいいものです。
室内での晩酌とは雰囲気も変わり、きっと会話もお酒も進むはず。夕方頃から始めるのもいいですし、夜間なら間接照明などでライトアップするだけで、見慣れた景色がぐんとおしゃれな雰囲気に。自宅にいながら非日常感も味わえます。











ベンチがあれば、庭での日光浴もぐっと身近なものになります。日差しが気持ちのいい季節は、お気に入りの本や音楽と一緒にゆったりとしたひとり時間が過ごせるでしょう。
天井や壁に囲まれた空間ではなく、青空の下で過ごすひとときは、心をリフレッシュさせるだけでなく、ビタミンDの生成や良質な睡眠に関係するセロトニンの分泌など、健康面でもメリットがあると言われています。













家の中でも外出先でもない庭という空間で、オンでもオフでもないニュートラルな状態に帰る時間を作ってみるのはいかがでしょう。
スマホやテレビなどデジタルなものから離れ、何もしないをする時間を過ごしてみる。なにげないことですが、そうしたひとり時間をもつだけで、頭の整理がついたり、心に余白が生まれてきます。忙しいときにこそ、おすすめの過ごし方です。
現代の人工的な環境下での生活は、もともと自然の中で生活していた人間にとって、ときにストレスを与えることもあります。そこで注目されているのが「森林セラピー」という考え方。人に備わっている五感を、本来の環境下に戻すことで、ストレスを改善し、心を癒すと言われています。
自然を享受する方法は、遠くにある山や森に出かけるだけではありません。身近な庭という場所で、太陽や風や花の香りを感じることで、目や耳、鼻、手足などが自然を感じとり、ストレスの緩和やリラックス効果が期待できます。
庭をうまく活用し、日常生活に体と心に良いひとときを取り入れてみるのもおすすめです。


みんなで楽しく、ふたりで仲良く、ひとりでゆったり。庭にベンチがあるだけで、そこにそれぞれのひとときが生まれます。まずはどんなベンチにしようか、考えるのも楽しみのひとつ。庭があるからこそできる暮らしを自分らしい方法でお楽しみください。