カーペットには日頃のお手入れがポイント
カーペットはホコリなどの汚れが溜りやすいため、日頃からお手入れをしてキレイな状態を保つことが大切です。 カーペット掃除の定番といえばコロコロですが、粘着力により繊維を痛めてしまうので高級な絨毯への使用は控えましょう。 カーペットのお手入れに活躍するのが掃除機です。 次からは掃除機のかけ方について見ていきます。
掃除機のかけ方にもポイントがある
まずは、カーペットの毛並みと逆方向に掃除機をかけます。吸引力が強力すぎると毛を傷めてしまうこともありますので、吸引力を調整しましょう。 また、ゴミを吸おうと掃除機をカーペットに強く押し付けたり、叩いたりしても毛を傷めてしまいます。 優しくかけるだけでホコリが取れます。
月に1回しっかりお手入れを
ブラッシング
カーペットを手でなぞり、色が濃くなった方向にブラッシングします。 毛並みに沿わせることでカーペットを無駄に痛めることなく、間に挟まっているゴミなども出やすくなります。 小さなゴミが浮かび上がった後に掃除機をかけると良いでしょう。 この際、たわしを使ってブラッシングをすることで奥に潜り込んでいるゴミを気持ちよく掻き出すことができます。
拭き掃除
カーペットには目に見えない汚れや、汗なども染み付いています。 ニオイの原因にもなってしまうのでお手入れしましょう。 まずバケツいっぱいにぬるま湯を入れ、中性洗剤を1~2杯混ぜます。 そこに濡らした雑巾を固く絞って拭いていきます。このとき以下の手順で拭くと効果的です。
- ①毛並みに沿って拭く
- ②毛並みに逆らって拭く
- ③仕上げにきれいな雑巾で水分や洗剤の残りをふき取る
そして、屋外干しもします。 太陽の光はカーペットの色柄にとって大敵です。陰干しと裏返しで3時間~半日くらい干しましょう。
シミなどの汚れには・・・
水溶性の汚れの場合
水溶性の汚れとはジュースやコーヒー、ケチャップなど油分を含まないものです。 まずはカーペットの汚れを紙や布で吸い取り、台所用洗剤や中性洗剤を薄めたもので叩くようにふき取りましょう。 最後に固く絞った綺麗な雑巾やティッシュペーパーなどで洗剤をふき取って終了です。
油性の汚れの場合
油性の汚れとは油やマヨネーズ、油性ペン等油分を含む汚れです 掃除の手順は水溶性の汚れと同じですが、油性の場合はベンジンを使いましょう。少量ベンジンを雑巾につけ叩くようにふきとってください。 仕上げに固く絞った布やティッシュで拭きとるのも同じです。
特殊な素材はプロにお願いすること
例えば、ペルシャ絨毯のような素材はお手入れ方法が異なります。 掃除機をかける時は毛の向きに沿ってかけないと毛を傷めてしまいます。 また、汚れが落ちない場合など自宅で洗うと色落ちや縮みなどが起こりますので、プロにお願いすると良いでしょう。
床自体がカーペットになっている場合はこまめに掃除を!
集合住宅の場合は防音や傷防止のために床自体がカーペットになっている場合が多々あります。 お気に入りのカーペットを活かしたい場合や、フルフローリングをご希望の場合は戸建てを視野に入れるのもいいかもしれません。